ジムでクロストレーナーを必死で漕ぎながらハヌマーンの「幸福のしっぽ」を聴いていたら全てが理解(わか)りました。

これまでは、歌詞の意味を味わってみたかと思えば、ギター、ドラム、ベースのそれぞれを気まぐれに追ってみたり、余所事を考えたりしていたのですが、今日、わかりました。ボーカルだけ、各楽器だけ、それぞれを追うのではなく、音楽を総体として聴く。全ての輪郭をぼんやりと捉えるように、と同時にボーカルと楽器のそれぞれを受け入れるように迎えると、総合芸術としてのバンドがわかりました。

歌詞の意味・目的に囚われない。声そのもの、音そのものに身を委ねる。

あるいは、そこから意味・目的に戻ってみる。

その行き来がロックバンドの聴き方……、な気がした。

半年近くモダンジャズを狂ったように聴いて「音そのもの」を分解したり合体したりしながら味わう技能を覚えてきたことに加えて、『センスの哲学』(千葉雅也)で「意味・目的に囚われない」でガツンと殴られたことがきっかけか。クロストレーナーを漕ぎまくって心拍数が160BPMとか行くから、普通にランナーズハイも入ってると思う。

センスの哲学 (文春e-book)

センスの哲学 (文春e-book)

千葉 雅也

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