勲は深く呼吸をして、左手で腹を撫でると、瞑目して、右手の小刀の刃先をそこへ押しあて、左手の指さきで位置を定め、右腕に力をこめて突っ込んだ。
正に刀を腹へ突き立てた瞬間、日輪は瞼の裏に赫奕と昇った。
『豊饒の海 奔馬』(三島由紀夫)
削除エントリらしく、ツイッター(当時)の思い出話でもしましょうかね。
高校生だった2008年からツイッター(当時)を使い始め、インターネットのお兄ちゃんお姉ちゃん(当時)と仲良くしてもらっておりました。2009年だったかもしれないな。まあ、とにかく、高校生のころから色んな方に良くしてもらっていました。30代になった今でもみなさんに仲良くしてもらっています。
大学生だった2011年から2016年は、舞台系サークルにいた2013年秋ごろまでの前半期と、SF研に入部させてもらった(そして、同人活動を始めた)2014年春以降の後半期とに分けられるでしょう。
大学の前半期では、リアルな本名と結びついたアカウントで舞台に関する論争に励んだりしておりました。いやあ、いま思えば蛮勇というほかないですね。メチャクチャ好かれもしたし、メチャクチャ嫌われもしました。鮮明に覚えているのは、サークルの女先輩(彼女は「女帝」と呼ばれていた)に「アタシはネタじゃなくて、本気で(本名)のこと嫌いだから」と面と向かって言われたことですね。うーん、お互い若さ故! ツイッター(当時)はそういう、リアルな場でした。
2014年からの大学の後半期は、もっと正確に言えば、前半期と後半期の境目ごろの2013年夏ごろからですかね。その後にSF研や2025年現在まで続くインターネットのお友だちの基盤が形づくられました。『機龍警察』ってSF小説が直接のきっかけだったんじゃないかな。ところで、あの小説は私の20代(2013年夏当時は20歳)とともにあると確信していたのですが、30代になってもまだ続いていて、世界情勢は刻々と変わり続けています。そうして世界情勢が悪化したのがXのアカウントを削除する直接の原因となったのですが、その話はもっと後にしましょう(くたばれイーロン・マスク!)。
2013年の秋ごろ「自分ってSF小説が好きなんだな」って自覚して(あるいは、公言してもいいと確信したのでしょう)、そして2014年の春にSF研に入れてもらいました。研究室に配属されたばかりの4回生でした。もっとまじめに研究せんかい。
さて、私がインターネットネームとして「よしざき」を名乗り始めたのは2014年の春です。もう10年も「よしざき」をやってるんだなあ。
2014年春から同人作家となり、何年間かやって、同人作家でなくなり、いまに至ります。まあ、同人時代の話はもうええでしょう(たびたびブログに書いてきたので(非公開にしちゃったんだけどね))。同人以外の話をしましょう。
2017年の春から東京で会社勤めを始めました(一社目です)。いまの家族となる人物と初めてエンカウントしたのはその年の冬ですね。東京勤務のつもりで働き始めたら地方(ボカします)で長々と研修することになって、やさぐれていた時に彼女と出会いました。そのやさぐれもまた、インターネットのお友だちが拡散してくれたおかげでツイッター経由で彼女に届いたのですが(「研究所でデカい声で数字を叫ぶ業務に従事しています」みたいな投稿だったはずです(いまでもあの業務は謎))。彼女もまた、地方で疲れていた身だったのです。この一連の話はインターネット初出し情報じゃないかしら。
2019年の春から大阪で二社目に転職しました。その間の仕事のことはあまり思い出したくないので詳しくは書きません。法律関係の資格試験のための勉強に励んでいたのですが、寝言で条文に魘されていたそうです。家族と過ごす日々は楽しかったけれど、仕事と仕事のための資格試験は苦しかった。あの資格はいまでもコンプレックスになっています。
この間、ずっっっとツイッターやってました。
2022年の年明けから東京の三社目に転職・引越しをし、やっぱりずっっっっっっとツイッターやってました。やさぐれたり、休職したり、休職空けに急にシャキッとしたり(いまの家族も言います。「あなたは休職から復帰してシャキッとしたね。成長してるね」って)、そういうアップダウンをみなさんに見守って頂いておりました。
人生の節目節目のイベント、人生のアップダウンをツイッター(現・X)のみなさんとともに過ごしてきたのだなあ、見守って頂いていたのだなあと感慨深くなっております。
イーロン・マスクが憎いですよ、私は。
私の半生とともにあったSNS(あるいは、人生そのもの)をメチャクチャのシッチャカメッチャカにして、アメリカ合衆国も同じように破壊しようとしている。ツイッター(現・X)のみなさんのこと、大好きですよ。感謝しています。ツイッター(現・X)に深謝しております。この2008年から2025年の間にに少なくとも5回は転生し、つながりが断たれた方もいれば、つながりが続いている方もいる。私と縁を持ってくれてありがとうございました。
今回のXのアカウントの削除は私の人生そのものにとって痛手になるでしょう。
しかしね、もはやこれ以上、イーロン・マスクと関係を持ちたくない。無理です。激・蛍の光・状態。よしざき堂々と退場す!
本当に、長年にわたって、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
みなさんの瞼の裏には日輪が昇っていますか?
(おわり)
追記
ついでと言ってはなんですが、FacebookおよびInstagramのアカウントも削除しました。Metaも同じくらい嫌いになったので。